坂城鉄の展示館 かまたきみこのお刀講座 ご報告

先日、長野県坂城町「坂城 鉄の展示館」にて漫画家のかまたきみこ先生による「かまたきみこのお刀講座」が開催され私も押形講座のお手伝いをさせていただきました。

手元に残していた全身押形30枚程度を並べさせて頂きました。
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その他、和綴りの押形本(往昔抄、埋忠押形、継平押形、光山押形、土屋押形(中央刀剣会版)、今村押形)も自由に手に取ってご覧頂きました。
参加者の三分の二以上は女性です。
押形を静かにそして熱心に食い入るように眺め、押形本も「ぺらぺら。はい終わり」ではなく、ず~っと見て頂いておりました。
この雰囲気、私が知る限りではありますが、旧来の愛刀家さん達が集まる雰囲気とは違う気がします。

これは男性女性関係なくですが、鑑賞会などにわざわざ足を運んでくださる初心者の皆さんからは純粋で質の高い好奇心を感じます。この質の高さならば僅か数年で、鑑刀歴10年20年自慢の方々でも負けちゃう事もあるかも・・・。初心を忘れず、ですね。

初心者「この刀は美しいですね」
ベテラン「重刀なんだよ」
初心者「地景が煌いています」
ベテラン「重刀だからねぇ」

こんな会話にならない様に気をつけたいですね。

「かまたきみこのお刀講座」の様子はかまた先生のブログ「鐵火」にて詳しく紹介されております!

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