鎬地の仕上げについて 2
先日も少し書いた鎬地の仕上げについてです。
以前ブログで使用した画像です。
古青江。
映りがよく見えます。
これがもしも鎬地の磨き仕上げがなかったら。
この様に鎬地の映り状態が確認出来るわけです。
この画像は刃引き途中に下艶でサラッと慣らし見やすくした物にPCで加工しているわけですが、このまま鎬地を磨かず仕上げが進めば拭いも入り、直刀風の落ち着いた風合いとなります。
磨き無しの鎬地が本当に美しいかどうかは刀にもよりますし、この太刀などは映りがうるさ過ぎると言う事になるかも知れませんが、研究材料と考えた場合、鎬地を磨き潰すのは惜しい気もします。