古備前

研ぎ場にて古備前を拝見する。
古備前は時代で言えば平安末~鎌倉初期の作である。
今週研ぎ場で拝見する在銘の古備前は二振り目だが、この錵出来の刃を見る度に鎌倉末期の多くの名刀も、これには到達出来ていないと感じてしまう。
こう言う違いをもっと分かり易く説明出来ないものか。
TV等のナレーションでこれをいう場合、「とされる」「と言われている」との表現になる場合が多い。
しかしこれでは「昔にしては凄かったんだね」「電気が無いわりにはそこそこ良い物が作られていたんだね」程度で終わっているのではなかろうか。

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