写意
「東洋画の用語。事物を描写するだけでなく,対象から誘発されたものや,絵に託そうとする画家の心意を描写すること。このような絵を写意画という。中国,宋の文人で書画,詩文にすぐれた蘇軾 (そしょく) の「画を論ずるに形似をもってするは,見 (けん) 児童と隣る」という言葉に代表されるように,東洋画では文様や近代の写実主義的絵画のほかはすべて写意画とみられ,画面に表出する気韻,品格など精神的内容を重んじる伝統があった。」
「写意」と言う言葉を知りませんでした。 ↑写意とはこの様な事だそうです。
押形DVDの最後の方で講師の方が”名刀としての品格を描き出す”と言う事を仰っています。
これは今まで何度も聞いた事のある表現ですが、”写意”という言葉と出合って初めて実感出来ました。
先日届いた光徳刀絵図集成の薫山解説に、「およそ押形の刃文の描法には写実と写意があるが・・・」と写意と言う言葉を使い解説、光徳の描写を写意的としています。
正にこれです。
悩みが晴れた気分。
独自路線を行けと言う事ですよ。
違うかな?!
写意は研磨にも通じ、刃取りがその代表格です。