入札鑑定記
HP上部のメニューにある「入札鑑定記」の更新を長らく忘れていたので更新しました。
今のこのHPにある入札鑑定記は2008年からですが、その鑑定刀の合計は577口でした。
何度か同じ刀が出たりもしているわけですが、ポンコツ記憶力のおかげで既出刀でも新鮮に楽しんでいます。
入札鑑定会の開催には鑑定刀が必要ですが、毎月の鑑定刀集めに苦慮している支部は多いと聞きます。
”既出刀課題”は京都府支部などはまだ恵まれている方だと思うのですが、では既出刀が悪いのか?といえばそうとも言えない面も大きく、要は見る側の姿勢次第です。
「またこれか」で終わるのはもったいない。見るべきポイントは山盛りありますし、前出たから一瞬しか見ないのならば、刀を所持する必要なんてないですよね。所持して繰り返し見るからこそ、その刀への理解が深まります。過去に見て銘が分かっている刀でも視点を変えれば全てが新鮮です。
あと入札鑑定の会場で、答えを大きな声で言ってしまう方、絶対やめた方がいいです。
入札鑑定記の中で、苦しむ余り周りの話声に聞き耳を立てている(誰かが答えを口にしないかと)私の行動を書いた事が何度もあると思いますが、それは私みたいな心頭滅却出来ていない軟弱者の心理です。
本当に入札鑑定を楽しみたい人にとっては、求めてもいないのに答えや決定的ヒントを聞かされる事は迷惑でしかありません。せっかくの楽しい時間がその時点で終了です。
全国の入札鑑定会場から望まぬ答えを聞かされる被害者が減る事を願います。