午後で完成
先日来描いておりました押形は今日の午後で完成。
現代の作品ですが、古く見え、そして刀の世界で言う”おもしろい刀”といっていい品だと思います。
”古く見える”という表現を現代作に対し使用する事があると思いますが、「古い=良い」という所で思考が止まってしまっている方はおられませんか?
求める側も造る側も価値観は多様ですから簡単な話ではありませんが、「古い=良い」と思い込んで終わってしまう事だけは避けなければいけません。
でないともしも新作の凄い刀に出会っても、凄さに気付かずスルーしてしまいます。
斯く言う私も「昔の人が持っていたもの」と言う価値観も好きですのでそちら贔屓な面もありましたが、この夏は新作のトップクラスを手に取る機会を頂き、色々持って行かれてしまいました。
凄い作品は全部を持って行ってしまいますね。
時代も何もかも。
やはり私は手に取らないと刀が分からない。