500年と少し前の刀。
二尺一寸三分。 
重ね少し薄め。
先反りと、区から茎尻への反りも有るので全体に良く反る感じを受ける。(一番強いのは腰の反り)
区から刀身中央付近への刃線がぽってりとし、詰る鋒と細く浅い樋に連れ樋。身幅が広く感じる。
短い茎。
細直刃。
所謂脇物の末古刀在銘。
無名ならこの刀工の個銘に極まる事は絶対にないでしょう。
姿を無視し、地刃だけで見れば完全に延寿です。
二重刃も多数有りますし。刃寄り流れて。
好みです。
こういう刀は入手しやすい時代になっているのではないでしょうか。
良縁を待つか。

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