本部へ

本日は第62回 刀剣研磨外装技術発表会の表彰式のため代々木の刀剣博物館へ行ってきました。
今年は努力賞に入賞させて頂く事が出来ました。
出品にあたり大変素晴らしい御刀を御貸し頂きまして誠にありがとうございました。
私のような者でも、御刀の力(出来)に助けられ、入賞させて頂く事が出来ました。
これに慢心する事なく、日々精進致します。 今後ともよろしくお願い申し上げます。
また、準備が整いましたら研磨記録の方にUPさせて頂きたいと思います。
毎年表彰式前に無鑑査出品ならびに入賞作を手に取り鑑賞させて頂きます。
古備前正恒、来國行、来国俊、来國光、来國次、延寿國時、信房(一文字でしょうか)などなど大変な名刀を多数拝見致しました。
研磨にばかり眼を向けておりますので、この時ばかりはあまり茎も見ずじまいで、銘はあまり覚えておりません・・・。 もったいないです。
今年は得る物が大変多い一日で、本当に勉強になりました。
っと毎年言っている私ですが、そうなんです。 毎年去年よりも得る物が多いんです。
研磨の仕事も日々色々な事が有り結構大変なわけですが、これを仕事として生きて行ける事に喜びを感じる日でした。
そしていつもの通り重刀指定展も拝観。
粟田口国安、来國行、来国光、応永信国、手掻包永、貞宗、志津、金重、古備前真恒、古備前助包、古一文字安則、一文字、長光、真守、雲生、雲重、長船光重、長義、青江吉次、左吉貞、延寿國時・・・・・・。
そのいずれにも共通している事は整った地鉄。
もしも刃文のみに興味を持たれ鑑賞されている方がおられましたら一度地鉄に目を向けてみて下さい。
そこに新たな世界が広がり、刀剣鑑賞の魅力がさらに深いものとなるはずです。

前の記事

また昔の刀剣美術の話ですが、

次の記事

幡枝八幡へ