欄間透

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美濃の陳直(のぶなお・桃山時代)の短刀。
重ね9.3mm 柾目が目立つ出来です。
欄間透の彫りがあります。

彫り物のある刀は押形採拓に手間が掛かるため避けて来たところがありますが、この陳直は大変出来も良く、何より存在自体が珍しい陳直ですので押形採拓をさせて頂きました。

しかし欄間透である上に彫がかなり深い位置にあり、彫をあまり磨り出せず。。
以前初代忠吉の宗長彫の欄間透の押形をとらせて頂いた事があり、確認してみると三鈷柄までなんとか磨り出せていました。
https://kyoto-katana.com/wp-content/uploads/2014/05/rannmatadayosi3.jpg
もう何年も前なのでどうやって採ったのか覚えていません。。
今回は差し表にちょっと大きめの穴が空いてしまった。

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