久々に砥石を
皆で砥石を買いに出かけた。
マーチン君はこれだけ天然砥石に囲まれるのは初めてなのでテンションUPです。
私も中山のコッパを500だけ購入。まだ試しては居ないが痛恨のサンプル忘れで期待は薄い。
マーチンのコッパは帰宅後試したが非常に良い上げ艶だった。
それにしても内曇の値段はどんどん上がって行く・・・。コッパで言うと以前の2.4倍の値段になっている。
刀の値段は下がり砥石の値段は上がるし、丁寧な仕事の価値が理解され難い風潮もあるし、困ったもんだ。
物打や腰の刃が異様に眠くなった刀に度々出会うが、昔は武用のみを考えた結果、刀に火を入れる人が居たのではなかろうか。とは言え全てではないので一部の人、或いは一時期の流行程度だろうか。
時には刀の全身が非常に眠くなっている事もあり、焼きの高い華やかな作にも少なくない(茎味は良く、火災に遭ったわけではない)。
作者自身が合い取りを失敗するとは思えず、後の時代の所持者が折損を恐れ、その求めに応じ火に掛け刃を弱くした様に思う。
こういう刀は大抵研磨で刃の明るさをそろえているので気付かれる事も少ないが、案外多い。