≪古刀≫山城 綾小路

太刀 無銘 綾小路 (山城国 鎌倉時代前期乃至中期)

刃長 二尺四寸四分

太刀 無銘 綾小路
生無銘、綾小路と極められた大変健全な太刀である。(綾小路とは定利、定吉等、綾小路派の総称)
綾小路定利の作刀時期は、従来鎌倉時代中期とされて来たが、三条、五条など古京物の作域を踏襲した感のある古様な趣である事などから、
近年では「鎌倉時代前期乃至中期」と、通説よりも年代が遡るとの見方が主流となっている。
研磨させて頂いた太刀、山城物らしく京反り深く、平肉ぽってりと良い加減に付いている。
刃中に少し潤みを見せ、刃肌が現れるなど、 綾小路派の特徴を示す。(研磨時は多忙で押形はかなり簡略化している)
鎌倉前期から既に七百数十年の時が経っているが、それを感じさせない健全さである。
ハバキもとに「イシ」とあるが、これは前回研いだ研師が書いた物で、意味は不明。
研磨時の年紀や屋号等を化粧磨き部に磨き棒で書いてある刀をまま見かける。
第48回重要刀剣