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拭いを

2017年11月01日【ブログ】

前回拭いを作ったのがいつだったかとブログを見ると8月だった。
もっと最近だと思って居たがあっという間に時は過ぎ・・。
その後、複数の刀鍛冶さんの鉄肌を頂戴する機会をいただき、8月とは温度を変えて焼成。

良い研磨とは?との問いには”晴れた研ぎ”という答えが正しいと思うが、どんな刀にもその研ぎが良いとは限らない。
例えば薄く小さい下地艶で上げた地鉄にそのまま拭いを差してしまいたい刀も実は多い。
しかしそれでは地鉄が晴れていないため拭いが効かないし色斑も出て汚い地鉄になってしまう。
拭を差し、良い結果を得るには良質な上げ地艶を適正な大きさと厚さで使用し、丹念に晴らす事が肝要。拭いの結果は上げ艶次第、と。
ではなぜ色々な拭いを作るのか。。
薄く小さい下地艶で上げた地鉄にそのまま差してしまえる拭いに辿り着きたいから。(これは上げ艶を省く手抜きではなく、あえて地鉄を伏せた上品な仕上がりを求めるという意味)
今回は出来たかも。まだ一振りでしか試せてないけれど。

10月入札鑑定

2017年10月23日【ブログ】

一号 脇差

備前物。匂い出来で出入りの有る刃文。それほど規則的にはならず。硬くない地鉄。

中期より古いと思う。大変良い研ぎ。この手の刃文は谷をほぐしてしまい勝ちだがこの研ぎはしっかり谷を深くするタイプの刃取り。
拭いもよく効かせているが地の良さを倒す事はなく、また嫌味のある黒さでもない。
過去に見たはずだが誰だったか・・・。
長船則光と入札

 

二号 脇差

備前の室町。一号に近い地鉄だが刃文は少し大人しい。応永杢。
以前も出ている品ではなかろうか。。
康光と入札。

三号 脇差

備前の室町。応永杢。これも見ていると思うが思い出せず。
低めの互の目。大変上品な地の仕上げ。
長船則光と入札。

 

四号 刀

一号に大変似ている。刀も良いが研ぎもよいと思う。
則光と入札。

 

五号 太刀

少々古い。荒れ気味に流れ肌。低い匂い出来の刃文。

小反り守光と入札。





一号 脇差 銘 備前之国長船住則光 寛正二年八月吉日

二号 脇差 銘 備州長船則光同祐光 児島ニテ作  文安二年八月日

三号 脇差 備州長船家守 応永十三年十二月日

四号  刀 備前国住長船盛光作  応永二年八月吉日 天正九年 上摺之也

五号 太刀 備州長船吉次  永徳三年十一月日

今回はかなりおまけの採点をして頂いた。
室町時代の備前物がまとめて出てくると非常に難しい。

押形UP

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