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新刀押形

2019年02月04日【ブログ】

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新刀の少し磨上げと生の大互の目。
大互の目や涛乱の全身は殆ど描いた事がなく、慣れないので勝手がわからず難しい。
ブログは入札鑑定か押形の事ばかりになってしまっていますが、毎日研いでます。

匠ビレッジ 天然砥石館

2019年02月01日【ブログ】

天然砥石館
亀岡市にあります、「森のステーションかめおか  匠ビレッジ 天然砥石館」に於きまして、
来月2月23日(土曜日)、天然砥石と研ぎ文化普及のためのPRイベントが行われます。

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天然砥石館には日本刀研磨はもちろん、あらゆる刃物の研磨に欠かす事の出来ない京都産天然砥石の資料が満載です。
また、日本各地の天然砥石コレクションや世界の天然砥石など、大変貴重な品々であふれています。
私が刀剣研磨に於ける幻の砥石といわれる”常見寺砥”を初めて見たのもこの天然砥石館でした。

今回のイベントでは、以前採拓させて頂いた「山鳥毛(国宝)」「義元左文字(宗三左文字)(重要文化財)」「骨喰藤四郎(重要文化財)」「石切丸有成(複製・重要美術品)」の全身押形も展示して頂く事になりました。

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(名物 骨喰藤四郎)

刃物研磨に天然砥石が使われる機会は激減し、天然砥石産業は正に風前の灯です。
天然砥石が無くなれば刀剣研磨も終わりです。

山鳥毛里帰りプロジェクト

2019年02月01日【ブログ】

「山鳥毛里帰りプロジェクト」の寄附受付期間が平成31年3月31日まで延長されました。
詳細は山鳥毛里帰りプロジェクト特設サイトをご覧ください。

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太刀の押形

2019年01月31日【ブログ】

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生茎在銘の古備前の全身押形が完成。
重量はしっかりあるが、バランスが良いためか嫌な重さではない。
またそれほど長寸にも感じないのだが、隣の鎌倉中期の全身押形と並ぶと非常に大きく感じる。

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今日からしばらく新刀が続く。
中に一振り非常に懐かしく思い入れのある刀が。なかなか大変な刃文だが楽しみでもある。

新年入札鑑定

 

一号 刀

長寸、反り浅め、鎬低め。よく詰み整う地鉄。広直刃でほぼ等間隔に互の目足。匂い口深く若干ばさけ気味。
鋒のフクラが張る。ハバキ上で丸留めの棒樋。

新々刀に見える。江戸か大阪か分からないが、教科書通りに考えると鎬の低さから江戸と見るべきなのか。
助広真改の直刃ではなく、法城寺の錵の明るさでもないし、虎徹の覇気とも違い、よく整っている。

分からないのでとりあえず上総守兼重と入札。

 

二号 刀

鎬が高いが棟重ねもある。切っ先は延びず鎌倉末期風。反り頃合い。
元から先まで通る柾だがうねりが強く、肌目の白さが目立つ。全体に映りごころ。直刃調で柾に働く。
大変良い刀。鎬地を晴らして磨けば一段とよい刀になる可能性を感じる。

鎬が高く柾肌だが大和物には見えない。先日研磨させて頂いた波平の南北朝年紀入りと大変よく似た地鉄。
力強い切っ先形状なので、こちらで行ってみたい。西蓮と入札。

 

三号 脇差

直ぐに焼き出し。丁子刃。少し沈み気味だが、本当の丁子の形になる上手な丁子。横手下から帽子返りまで全体が特徴的。

苦手なのが出て来た。石堂の丁子ではなく、大阪初代系の丁子でもないように思うし一竿子にも入れたくない。
この脇差は見た事がある気もするが。。とりあえず初代国助と入札。

 

四号 脇差

三品帽子風。刀身中央付近に簾刃の祖型的部分がある。

三品系の誰かだと思う。丹波の初代か大阪の誰かか。
丹波守吉道と入札。

 

五号 短刀

細身で重ね厚め。匂い出来の互の目で棟も互の目を長く焼き下げる。刃と棟の互の目を互い違いに噛み合わす。腰はなだらかだが突出する互の目がある。
素剣と腰樋。

この形の互の目は備前のイメージが少なく、島田か、それともこの雰囲気は伯耆か。。
島田義助と入札。

 

六号 刀

長寸で薙刀直し造り。鎬幅が異様に広く、鎬が高く棟重ね薄い。大切っ先。
全体に匂い出来。一部特に焼きが上がり、その部分は荒錵。

新々刀だが全く分からない。焼きの下が匂いで上が錵なので源正雄と入札。

 

イヤ
通り
国入り
国入り(大阪ニテ)
イヤ

 

一号 分からない。井上真改と入札。
二号 やはり波平なのかも知れない。個銘は分からないので沢山いる人に。波平行安と入札。
三号 この丁子はやはりこの人に入れないとダメですか。。初代にしておこう。粟田口忠綱と入札。
四号 三品にしか見えなかったのだが、真改だと聞こえてしまった。井上真改と入札。
五号 島田で間違いないと思っていたがダメでした。広賀か。
広賀だと少しくらい錵付くかなぁなどと考えていたら末備前だと聞こえてしまった。
長船忠光と入札。

 

国入り




 

一号 刀  近江守高木住助直
二号 刀  波平家安作 永禄三年八月日
三号 脇差 粟田口近江守忠綱
四号 脇差 和泉守国貞(草書銘)
五号 短刀 備前国住長船永光作 永禄五年二月吉日
六号 刀  舞鶴友英作

確か以前、忠綱の丁子がやっと当たる様になったと書いた気がするが、また外してしまった。
はっきりと砂流しがあれば忠綱に行けるが、無ければ忠綱を外して考えようとしてしまう。
延々と忠綱の丁子タイプを外し続けるには訳があり。。
21歳頃、今から24年程前ですか。研ぎ場に輪宝の良い目貫の入る古い拵え入りの粟田口忠綱刀があった。
その丁子刃の調子が頭に染みついてしまい、それ基準にしか見る事が出来ず、いまだに抜け出すことが出来ていない。
しかし今思えばあれは偽銘の忠綱だったのかも知れず。
15年程前、出先でその忠綱と同じタイプの丁子刃の刀を見せられた。
その刀にはいささか不審を感じ、何と思うと問われ、偽銘の一竿子と答えた。
柄を抜くと一竿子忠綱の偽銘。
若い頃に良い品を沢山見る事は大切だと思う。ややこしい品が染みつくと抜け出すのに苦労をする。
六号の舞鶴友英。講師辻本先生に舞鶴友英刀の多くはこの造り込みで、慣れれば見た瞬間に友英だと分かると解説をして頂いた。確かに、友英は過去3振り研磨をさせて頂いたが、内2振りがこの手の大切っ先だった。次に見たら当てられるかも知れない。
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全身押形を描く

2019年01月15日【ブログ】

年末、出張で平安末期在銘太刀の全身押形を描かせて頂いた。
出先で押形を描かせて頂く機会も増え、押形道具も出来るだけコンパクトにするようになる。
出先では予想以上に光量が足りない場などもあり、照明器具の工夫が必要と感じる。

 

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末備前の全身押形を描かせて頂いた。
そういえば、末備前の長い物の全身押形をとらせて頂いた記憶がなく、調べてみたがやはりなかった。
末備前はさすがに古刀期在銘現存数は圧倒的で研磨をさせて頂く機会も多いのだが全身押形は無し。
数が多いので全身をとろうという気持ちにならなかったり、刃文が複雑で時間や手間の関係からなど事情は色々と。

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鎌倉中期山城物。
押形は難しい。途中なんども気持ちが切れかけたが、日を改める事で持ち直し、なんとか完成させる。