8口まで完了

予定の10枚の内、8口分まで完了しました(1枚は現在本能寺宝物館にて展示中)。
あと2口はどんな御刀かまだ分かっていませんが、とりあえずこれが終わって寂しいので次を楽しみに待ちます。

ところで、紙が無い。
現在使用中の紙は、もう大分以前に装剣金工片山さんのお力により皆で買う事が出来た、1本につき100メートル(幅80㎝)のロール紙でした。(確か皆で30本程度買ったはず)
私が買わせて頂いた1本(100メートル)がもう無くなるので新たに購入しようと思いましたが、製造元廃業につき購入出来ずです。
また紙問題。以前もかなり苦労した末だったのに。
今時誰も図なんぞ引かんので図引き紙は不要なのでしょう。困った困った。



その後も

その後も夜中にせっせこせっせこ押形を描いています。
刃の働きも猪首風鋒も帽子もカッコいい。



久々に

昨日の刀の全身押形は完成。別で数日間進めていた全身は久々に失敗し、ゼロからやり直しです。
数年に一度、どうにもならなくなってやり直す事が。
10枚全部濃い画風で揃えようと思っていたのですが、やはり心配していた通りダメでした。
薄めで濃淡の少ないものにします。何日か頑張ったので痛い。





重りを減らす

押形の事ばかりですが・・・。
先日のブログに書いた10枚とは別ですが、全身押形を重りを減らして採拓。
近年、下の画像の様に多数の重りを使って採拓していましたが、それが良いと思っていたわけではなく、あくまで”流れ”でやっていただけで、むしろよろしくないと思いつつ。(長大な長刀で重りを沢山作ったので、ついつい流れで使っていたのでした)

ということで、鎌倉時代最末期乃至南北朝時代前期の無銘刀(在銘無しの刀工)を重りを減らし採拓。

無銘で反り浅なので問題なく採拓。今後は減らせる場合深反りや在銘でも減らすと思います。

押形は研磨後の作業です。研師が本業です。