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守次(古青江)

2020年04月09日【ブログ】

古青江守次
二回目は古青江守次の太刀。
長寸で反り深く、生茎在銘、堂々とした太刀姿です。
現在でも十分手持ちの重い太刀ですが、茎の幅や重ねから、元来はかなりの豪刀であった事が想像できます。

則縄(福岡一文字)

2020年04月08日【ブログ】

則縄1
長らく研磨記録ページへの押形UPを行っていませんでしたが、準備が出来たものから順次UPさせて頂きます。
まずはブログページに。

一回目は福岡一文字則縄の太刀です。
生で雉腿茎。
腰反りの太刀姿が美しい。
全身押形一番の利はこの姿が分かる事です。

無題

2020年03月20日【ブログ】

気が付いたら一ヵ月以上更新してませんでした。
日々研磨に勤しんでおります。

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先日、天然の名倉と細名倉と思われる砥石を頂戴しました。
大変貴重な石で有難いです。
中、細名倉は八年間ほど天然を使っていた時期がありますが、その後人造派に転じました。
久々にじっくり天然を試してみたいと思います。

某御宮様の御神宝の復元刀の全身押形を描かせて頂きました。
御神宝そのものと、復元刀の影打ちは既に描かせて頂いておりますが、大変光栄なお仕事です。

某御宮様ご所蔵の名物刀剣写しの全身押形を描きました。
本歌も以前描かせて頂いており、記憶が蘇ります。

賀茂別雷神社様(上賀茂神社)御所蔵の奉納刀研磨の様子を新聞に掲載して頂きました。
奉納刀三口の全身押形も作成。重要文化財の社務日誌に奉納の記録が残っており貴重な資料です。

2年半ほど前から刃文を描くのに青墨だけを使って来ましたが、先ほど久々に普通の墨(茶)を使ってみました。
長い修行から帰って来た気分です。次からは茶墨に戻します。
砥石もそうですが、ちょっと使ってダメだと判断してしまうと何年か後にその判断の間違いに気付く事があります。時には20年以上経ってからそれに気づく事も。
今回は2年半使ったのでもう大丈夫だと思います。
長い旅でした。。

 

断面の

2020年02月15日【ブログ】

応永移住系信国を鋸で切っていて、前から確認してみたかった事を少し。

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少々研ぎの処理が不十分だが、本などで度々見る刀身断面。
この手の画像は刀身構造の解説などでよく見かけるが、縦方向の断面を見たく次の加工を。

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棟側から卸して研ぎ進め、内曇りとナルメの後少し酸処理。
画像1の構造なので棟から研ぐとこうなっている。
写真にある刀身の両サイド、刀身表面(平地)付近の鉄は酸処理により少し黒い色になる。これは焼きが入っているという事。
皮鉄として別の鉄だからではなく表面なので焼きが入っているからだと思う。

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白熱灯に透かす。
うねる柾目。何層なのか数える事も可能。白い肌、グレー、黒い筋の混合。
ただこれはあくまで縦断面で、普段目にする刀の地肌はこの横の面(平地)。
うねって飛び出した部分が表面に出ると杢目や板目になる。そう単純じゃないとは思うが。。

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軽く地艶を。
先ほどの分かりやすい層は確認し難くなった。普段の研ぎ工程と同じ現象。

ここまでの肌は、研磨処理により現れた肌。
鉄の合わせ目は以下の画像。

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鋸による切断面には研磨後は見えなくなる鉄の層が見え、この状態で全身に、ほぼうねらず真っ直ぐの合わせ目となる。
この画像では白黒12層に見える。左から白で始まり右端は黒で終わる。
白、黒、それぞれがほぼ同じ幅。
研磨で現れる肌とは別の物といっていい。

 

 

古一文字の

2020年02月12日【ブログ】

研ぎ上げた在銘の古一文字。腰の崩れ方が表裏共山鳥毛に少し似る。
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以前撮っていた粗い携帯画像ですが。
この崩れ方、似た症状で面白い。が、同じ作者だと言いたいわけではないです。

獨逸鋼鉄

2020年02月09日【ブログ】

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短刀、九寸五分。
銘 於東京高輪以獨逸鋼鉄 胤勝
  明治三十六年五月

”ドイツ鋼鉄”。凄い響きです。
今まで研磨させて頂いた中の硬さ最強刀は、京都国立博物館蔵の短刀でした(銘 大阪住高橋晴雲子信秀七十五歳作 於京都帝国大学鍛之 大正六年十二月吉日 http://kyoto-katana.com/archives/6775/ )。
しかしこの胤勝短刀はそれ以上だと感じます。
硬い鉄は同時に脆さも持ってしまう事が多く、硬過ぎると研磨の時に刃こぼれで苦労する事もしばしば。
しかしこのドイツ鋼の胤勝、天然砥石を完全拒否する鉄質ながら、刃こぼれの心配は一切必要なし。
獨逸鋼鉄最強です。
この一門は近現代の刀工流派中特に鉄に詳しい人達ですし、当時様々な質の刀が生み出されているようです。