出張にて全身採拓
某享保名物の全身押形を採拓。
出先でとる場合、所載品などは事前に練習してから臨む事も度々です。
山鳥毛の時は適当な刀で外形をつくり、過去の押形を参考に幾つかのバージョンを試しました。
しかしこれ、ゼロ状態で臨むよりは多少慣れると思いますが、模写と実際は別次元の作業なので、大した効果は無いのかもです。
実際の作業では刃文を正確に写し取る前にまず、置いた状態の刀の刃文を見るのが大変ですし、白を黒に変換したり、色んな事があるわけです。
上の模写は30分ですが、実際の作業は片面1日半かかりました。(今だともう少し早いはずです)
ただやはり事前にどなたかが描いた押形で刃文を確認できれば色々助かるのです。
で今回は過去の押形は無いと勝手に思い込んでいたのですが、名著に超正確な押形がありました。
確かに。そういえば有った事は知っていた。ボケとります。