古身拝見

本日も古身の錆身等を拝見。
鎌倉初期山陽道。鎌倉中期乃至末期山陽道。鎌倉末期乃至南北長の西海道。南北朝期山陽道。
いずれも在銘。間違い無い物や間違い無いと思われる物です。
西海道の工に関してはほんの最近だけで3振り目です。続く時とはこんなものです。



にちにちのこと

大変長期間にわたりお預かりしていた御刀がようやく研ぎあがりました。
全身押形を軸装に出しました。 今回は美大の先生にお願い致しました。
以前さし上げた押形を非常にシンプルで美しい軸装にされていたのを拝見した事があります。
私はそう言う事が分からないですしセンスも有りませんので専門家に委ねます。
古い本に載っている刀の彫り物が近年の写真では減っていた。
仕立て直しだけだと何度か研いでもこの様に減る事は無い。
と言う事はある程度荒い砥石を当てたと思われる。
刀を研ぐには様々な理由があり、簡単に論ずるべき事では無い内容なのですが、
一度でも大きく錆びさせたり、一度でも無神経な研ぎに掛けられたりしてしまうとその刀の寿命は確実に短くなります。
10年前買った長い自在鉤を久々に見た。 茅葺屋根の高~い天上から吊るすため、大変長く作られて居る。(と、当時は思ったのか)
そうそう、古い鉄ならば刀に使えるかも知れない!てな訳で久々に見たのですが、こりゃどう見ても若い物です・・・。
刀には使えないですよねこれじゃ。
スマホメールはつながりました。
結局ショップ店員さんの設定ミスでした。
クレーマーさんなら時間の損失分について”誠意を見せろ”と迫るのでしょうか。



携帯メールについて

ちょっとここに書くべき話題でもないのですが・・お許しを。
HP等の更新に役立つでしょうしと携帯をiphoneにかえました。
しかし、私には予想以上に操作や設定が難しく使いこなすには少々時間が掛かりそうです。
まだメールの設定も完了しておりませんで、携帯アドレス変更のご連絡をお送り出来ておりません。
(仕事関連や重要連絡は携帯メールを使用しておりません)
ちゃんと使えるようになったらそのうちメールをお送り出来ると思います。
こういうのずっといじっているタイプじゃないので結構先になるかも知れませんけど。。
その時はどうぞよろしくお願いいたします!



近況

会の案内ハガキを2日に投函したがまだ届かず。
明日着かなければBIG DEAL!
最近大量に刀を見すぎて容量オーバー。
今日は刃取り。
パリパリで弾力の無い内曇りは引くのには使い辛いが(と言うか使えない)艶としては最良。
ずっと思っていたが改めて確信する。
そして今日、弾力ゼロの曇りを引いた。
やはり使えない。(一応「使い辛い」としておきます)
おそらく割って艶にしたら強烈な力の刃艶になると思うが、「あまりに美しい砥石なので今まで全く鉄を当てて居なかった」と言う事でとても勧められませんでした。。
でも私なら迷わずスライスしちゃいます。



ハガキ作成終了

京都の刀の会の例会案内ハガキをここ1年ほど前から作成させて頂いております。
今し方11月分が出来ました。
あとは印刷だけ。
月一回のハガキ作成ですが、次が来るのが早い事・・。
何か一つ画像などを、そしてなるべく京滋に因んだ物をを思って作成しております。 もちろん刀剣・刀装具・刀剣関係資料関連の。
しかし、ネタ切れの時期もそう遠からずと言う気も・・・。
何かネタ(ハガキに使用しても良い画像など)をお持ちの方、ご一報頂ければ幸甚の至りです。 山城・近江関連で。
私の前任の方は20年以上にわたり作成して下さったそうです。
私もずっとそのハガキを頂戴しておりました。
いつもちょっと目を引く一言を入れて頂いておりましたが、実は受取る側は、さらっと読んでしまうものですよね・・。
全部残しておけばよかった・・と今思います。。
印刷は明日。



刃文

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先日の押形の刃文。
働きの多い刃です。



図引用紙着

紙着。
今日は朝から押形。

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研ぎ場を掃除して紙をカット。
床でカットする事に抵抗を覚える方もおられるかも知れませんが、私も抵抗を覚える人ですのでかなり綺麗にしてから行なっております。 また、フローリングの筋がカットや刀の配置に誠に都合が良いのです。

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輪郭、鎬線、庵線、小鎬、横手、棟区線を書いたり茎を石花墨で摺ったり。
いつもは表裏のここまででかなりへこたれてしまうのですが、今日は一日で書き上げるのが目標ですので頑張ります!

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シャーペンでざっと下書き。

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筆に変え墨で刃文を描いて行きます。

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頑張りましたが今日はここらへんで集中力の限界です・・・。