絞れば
今日大阪でハンズに行くの忘れてた。
帰りの第二京阪道路で思い出した。
ず~っと考えてたのに考えすぎてすっかり忘れてしまった。
窓側に置いていた小瓶の丁子油がかなり茶色に変色している。
酸化が進んだようです。
これを刀身に塗った状態で長期間放置すると固まってしまい、やがて錆びが発生します。
年単位で抜いていない刀身は早めのお手入れを。
アイデアと言うやつはもう尽きたかと思っても絞れば色々出て来るものだ。
明日材料を探しに行こう。
今日大阪でハンズに行くの忘れてた。
帰りの第二京阪道路で思い出した。
ず~っと考えてたのに考えすぎてすっかり忘れてしまった。
窓側に置いていた小瓶の丁子油がかなり茶色に変色している。
酸化が進んだようです。
これを刀身に塗った状態で長期間放置すると固まってしまい、やがて錆びが発生します。
年単位で抜いていない刀身は早めのお手入れを。
アイデアと言うやつはもう尽きたかと思っても絞れば色々出て来るものだ。
明日材料を探しに行こう。
ここ数日集中して研磨技術向上(過程ではなくより良い仕上がりを求めての)のための研究に打ち込むも失敗。 と言うか日程と予算が尽き断念・・・。
経費使い放題で研究出来る環境は非難もされるが素晴らしくもあるよね。
ある程度(ではあるが)形が決まっていて、あとは技を体に覚えさせる事が重要で有る研磨の世界でさえ、未知?!の技や研究課題は許多。
刀匠の方々などは実験したい欲求を満たすには巨木くらいの人生が欲しいはず。 なんて凄い仕事でしょうか。
私のは今回の件に関してはもうあと40万円でいいです・・・。
私、高校時代は漕艇部でして琵琶湖は試合や合宿でよく来ました。
先日は久々に漕艇場を見て懐かしさと独特の胸のモヤモヤを感じました。
さて、先日の真夏日、お仕事のご相談に近江、貞豊刀匠の鍛刀場を訪ねました。
京都も暑いと言われますが、近江も暑いです。
鍛錬場は特に暑い。 色々な意味で。
こんな事簡単に言っては叱られてしまいますが、テツを鍛える姿と言うものには『力』が有ると感じます。
単に熱、音、光で見る者をねじ伏せて来るだけとは思えない。
いやほんとにあつかった。
知っていますか、鍛刀場は通常懐く炭臭いイメージとは違うんですよ。
バーベキューの後って服も体も何もかも炭と煙の匂いで翌日も大変ですが、刀を鍛える炭はそんな匂いはしません。
汗の匂いだけが残ります。
一号、 薙刀造り刀
2尺3,4寸か。 大鋒。
大変健全。よく詰んで硬い地鉄に白い鍛え目が縦に幾つも有ります。
完全に薩摩。
沸え出来。 細目の直ぐ刃基調で一部激しく沸える大互の目。
新刀~新々刀の安代以外の波平でよく見る出来。
しかしこの刀、前出た様な気もします・・・。 確か波平じゃなくて奥だった気が。
奥元興だったのではなかろうか。 ※奥元興と入札。
二号、平脇差
地味な研ぎで沈んでいますがかなりの大板目。 若い丁子。
こう言うの全然頭に入っていませんので苦手です。
大慶か細川か固山かでしょうが。 城慶子正明と入札。
三号、平脇指
まじめな研ぎで伏せていますが、よく詰む肥前の鉄。
刃はいつもの肥前風では有りませんが、匂い口の芯より下にこの工の特徴的な互の目が陰の状態で焼かれてい ます。 肥前播磨大掾忠国と入札。
四号、短刀
応永備前。 かすかに棒映り。 かなり肌目を優先した研磨。
ん~、康光か小反りか迷う。
沈めた研ぎなら康光に入れますが、これなら小反りで。 備州家助と入札。
五号、短刀
四号より小さい。 備前。 彫り有り。
この姿は末でしょう。 備前法光と入札。
然
国入り
当
然
国入り
なんだか中途半端な事になってしまいました・・。
二号、大慶の地鉄ではないのですが固山でもないですよねぇ・・。
大慶直胤と入札。
五号、そう言えば昔、修理亮康光のこんな小さい短刀を研いだ事がありました。
スケはどんな文字だったっけか?! ※修理スケ康光と入札。
然
国入り
当
然
然
二号、これ以上分からない。 宗寛。
然
然
当
然
然
一号、刀 波平安氏
二号、脇差 固山宗次
三号、脇差 播磨大掾忠国
四号、短刀 長船康光 永享五年紀(二代)
五号、短刀 長船家守 応永九年紀(小反)
※先ほど銘鑑を見ると、奥に”元興”と言う人は居ませんでした。
※五号、修理亮は康光じゃなくて盛光で、康光は左京亮です。 この辺の名前まで間違え始めるとは・・・(泣)
で、小さい短刀だと思っていたら、磨り上がっており、彫りが後の物でした。 ん~気が付かなかった。
ちょっとブログ更新出来てませんでした。
昨日は、御呼ばれで誠に楽しい時を過ごさせて頂く事が出来ました。
久々に拝見する某家重代の御刀は通常ではまず目にする事が出来ない御品。
この御刀などは見る度に良さが増す典型です。
もともと古研ぎで、現在のお手入れ方法は昔ながらのやり方を大変丁寧に行なっておられますので、よい方向に古色が進んでおり、実際見る度に状態も変わっているのかも知れません。
(以前より青みは増しています。 刀の青みや黒味は鉄の持つ色であったり、拭いの質で変わったり、拭いの荒さで変わったり、刃艶の質や刃取りの巧拙で変わったり、手入れの方法で変わったりとさまざまです。 ○○は黒い。○○は青い、と簡単では有りません)
お話が一番盛り上がったのは、”どのクラスの御刀にはどういう拵えを掛けるべきか”のお話あたりでしょうか・・。
私などは全く経験不足の分野で・・・。 今後ともご指導よろしくお願い致します。
近況は、コーナン、オートバックス、コーナン、ヨドバシカメラ、オートバックス、コーナン・・・と言う感じで仕事道具ばかり買いに走っています。
度々書きますが、京都にハンズ来て下さい!
特殊な仕事道具はほぼネットで買いますが、一応現物を見たい事もあるのでそんな時はオートバックスやコーナンでは頼りない。
長識の相伝を拝見。
よくありますが、これは良いのではないか・・・。(一応相伝を肯定するとして)
京都にはほんとに眠ってますね、まだまだ。
行光の刀(重刀)を拝見。
手に取って2秒で「江」と思い、4秒でゴウですかと言いました。 そう言う品です。
この地鉄はめったに出会えません。
沸え粒が完全に別層に有ります。
地景は沸えとはまた別の層で本当に美しい。
艶でパリパリに晴らして居ます。
私はここまでに仕上がる地鉄をこの研磨方で研いだ事が有りません。
もの凄い研ぎ味だった事でしょう。
支部入札鑑定に出席。
また書きます。
過去に研磨させて頂いた御刀が幕末史に残る有名人物の佩刀だった可能性が有るそうで、ちょっと楽しみです。
京都ですので、新島襄の刀など幕末の志士の佩刀は度々研磨させて頂きますが、ここまでの有名人は初めてです。
また書きます。
ずっと欲しかった小刀を頂戴致しました。
小柄小刀の小刀ではなく、道具としての小刀です。
ずっと欲しかったのですが、カッターナイフが有るのでついついそれを使っていました。
しかし大変お世話になっている先生が、砥石選びなどに小刀を使用されていて、絶対身に付けなければいけない”目”だと思っていた矢先で、本当に嬉しいです。
刀剣研磨の道具として、砥石選別の指標として、そして実用の道具を研ぐ楽しみとして、大切に使わせて頂きます。
ありがとうございました。
仕事で歌舞伎町に泊まりました。
年数回しか行きませんし土地勘もあまりないのでいつもこの辺で適当に泊まります。
繁華街好きですし。
翌朝、午前の歌舞伎町を歩きながら、ガラスに映る自分の姿を見、「馴染んでるわぁ、俺。」などと思いながらコツコツと広い歩幅でお仕事に。
しかし「いいDVD有りますよぉ~」。 「いいこいるよ」。 「遊んで行きましょうよ今日くらい」といった具合に色んな人から声を掛けられる。
んん・・・。全然馴染んでないやん。 馴染んでたら声掛けられないでしょぅよ。
そのまま新宿駅へ。
券売機前で変な格好をしたオジサンが切符を買う人をキョロキョロ見てます。
数十人後、私が購入を。
オジサンがツツーと寄ってきて、「341円くんない」「341円くんない」と早口で言ってくる・・・・。
「うッさいッ」と一喝しましたが。
あの人数の中、オジサンは私を選んだんですねぇ・・・。
全然なじんでないやん。
昨日の朝蛍を拾って帰りました。
夜子供達に見せてあげようと思ってたんですが忘れてて、皆寝てしまいました。
外に放してあげたらよく光ってました。
暗くってピンボケですが動画を。
最近古い刀と新しい刀で磨きに苦労する物が有りました。
(「磨き」は仕上工程の一つで、磨き棒を使い鎬地や棟を鏡面状に仕上げます)
磨きで苦労するとはどう言う事なのか?! ちょっと分かり難いと思います。
鎬地はただ鏡面状になっているのではなく、研師の苦労の結晶なのです(笑) ・・・いやほんとに。
刀剣鑑賞の場で、刃取りや地鉄の仕上りに関する鑑賞者のコメントは度々耳にしますが鎬地の磨きに関しては聞く事がありません。
もしも聞くとしても鎬地の肌の出具合の事でしょうか。
鎬地は鑑賞や鑑定の対象とは成り難い部分なのでしょうね。
打ち粉は地の状態を変え、刃取りを白から茶へと薄めて行きますが、鎬地もどんどん曇らせます。
その曇った鎬地に磨きを掛けると殆どの場合大変スムースに仕事が進みます。
そう言う原理を普段の仕事に使うと綺麗に磨けますが、つまづくと酷い深みにはまってしまうのも磨き仕事です。
本日は小道具の名品を多数拝見。
コレクターからの品と言う事ですが、スジが半端じゃないです。
小道具に疎い私ですらその凄さがわかります。
しかも無冠どころか無鑑だったと言うのが粋じゃぁないですか。
世の中には凄い方が沢山おられます・・・。
スキャメラって凄いんですよ。 知ってますか?!
「スキャナ×カメラ」の意味を持つ登録商標です。
イメージで言うと ”立体的に撮れる凄いスキャナ” でしょうか。
先日のブログの最後の方に書いた機材のメーカは京都に有る「ニューリー株式会社」です。
数年前おじゃました時はまだ刀剣専門のサービスは確立されてなくて色々大変でしたが(タタミ四畳半分位あるんじゃないか?!と思うほど大きなスキャメラで刀一振りを丸ごとスキャンして頂きました)、今は違うようです。
プレミアムスキャンサービス・刀剣刃文スキャン
詳細はニューリー株式会社へ。