坂城鉄の展示館 かまたきみこのお刀講座 ご報告

先日、長野県坂城町「坂城 鉄の展示館」にて漫画家のかまたきみこ先生による「かまたきみこのお刀講座」が開催され私も押形講座のお手伝いをさせていただきました。

手元に残していた全身押形30枚程度を並べさせて頂きました。
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その他、和綴りの押形本(往昔抄、埋忠押形、継平押形、光山押形、土屋押形(中央刀剣会版)、今村押形)も自由に手に取ってご覧頂きました。
参加者の三分の二以上は女性です。
押形を静かにそして熱心に食い入るように眺め、押形本も「ぺらぺら。はい終わり」ではなく、ず~っと見て頂いておりました。
この雰囲気、私が知る限りではありますが、旧来の愛刀家さん達が集まる雰囲気とは違う気がします。

これは男性女性関係なくですが、鑑賞会などにわざわざ足を運んでくださる初心者の皆さんからは純粋で質の高い好奇心を感じます。この質の高さならば僅か数年で、鑑刀歴10年20年自慢の方々でも負けちゃう事もあるかも・・・。初心を忘れず、ですね。

初心者「この刀は美しいですね」
ベテラン「重刀なんだよ」
初心者「地景が煌いています」
ベテラン「重刀だからねぇ」

こんな会話にならない様に気をつけたいですね。

「かまたきみこのお刀講座」の様子はかまた先生のブログ「鐵火」にて詳しく紹介されております!



刀絵図の練習用に

之定輪郭
刀絵図の刃文描写の練習用にこんなのを作ってみました。
(若干不体裁ですみません)
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パソコンでプリントアウトして使います。
スーパーファイン紙程度で印刷すると、墨で描く描き味が和紙に大変近く、表現の練習用に手軽に使って頂けると思います。
よければプリントアウトして使ってください。



「日本刀の匠たちー第7回新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会」

少し前にも告知しておりますが、現在長野県の坂城町「坂城町 鉄の展示館」にて、
「日本刀の匠たちー第7回新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会」が開催されています。
タイトルの通り、新作刀の名作、研磨部門出品の新古名品の数々、そして海外からも複数の出品が有る刀装具、さらに白鞘、鎺、柄前、拵え等が展示されています。
私も研磨部門に無銘粟田口、そして今年から新設された“Sword Oshigata Art”部門には粟田口國綱の全身押形を出品させて頂いております。

粟田口22
(研磨部門出品刀 無銘 粟田口)

展覧会詳細は日本刀文化振興協会HPをご覧下さい。



見つかりました

刀美、引き取ってくださる方が見つかりました。
ありがとうございました。
兵庫県から御連絡を頂いた方が一番最初でしたので、こちらの方にお送り致します。
記載頂いているメールアドレスに送信出来ませんでしたので、御連絡出来ませんが、ご住所等を御記載頂いておりますので、そちらにお送り致します。
箱の準備等がありますのですぐにはお送り出来ませんが、近日中に発送させて頂きます。
あと、誠に申し訳有りませんが、ブログに書いておりますとおり、送料着払いにて発送させて頂きます。どうかご容赦ください。