無題
7月日刀保京都府支部例会
祇園祭もとりあえず一段落ですがまだまだ酷熱が続きます。
人ごみに押されながらのスマホ映像でブレブレですが、宵山の長刀鉾のお囃子を少しだけ。
先日長刀鉾の長刀について京博さんからこんな発表がありました。
https://mainichi.jp/articles/20180703/k00/00m/040/087000c
9月から京博さんで開催される「京のかたな」展。国宝重文などの名刀も楽しみですがこの様な貴重な資料の展示もあり、楽しみもさらに増します。
支部例会、今月は私が担当という事で、今回は過去に研磨させて頂いた御刀と現在研磨にお預かりしている御品をお許しを得て使わせて頂きました。
鑑定刀
一号 刀(太刀銘)(菊紋)山城守藤原国清 寛永十年二月日
二号 短刀 銘 村正
三号 太刀 銘 国行(来)
四号 太刀 銘 来国光
五号 太刀 銘 貞真(古一文字)
六号 太刀 銘 長吉(龍門)
鑑賞刀
七号 太刀 銘 守家(畠田)
八号 脇差 額銘 国俊(二字国俊)
九号 太刀 銘 国宗(備前三郎)
この度も大変貴重な品々を支部例会のためにご提供くださいました皆様には心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
全身押形採拓
某所にて全身押形採拓と調査確認のため多数拝見。
南北相伝最上作重文(名物)
鎌倉末期相州最上作×4(内名物2)
鎌倉末期~南北相伝最上作×3(内重文1名物1)
大和物短刀在銘南北年紀
古備前在銘×6(内国宝1重文3重美2)
このクラスは刀身も健全で大きいため白鞘も大変太く大きく、普段は現代刀でしかこの大きさを持つことは無い。
通常の現代刀より大きい品も多いが。