秘技!

「秘技」をyahoo辞書で見たら1、2と二つ有りますが、1の方です。 
2じゃないですよ・・。
内曇を引いて居りましたら、秘伝にでもなりそうな事がありました。
常日頃使用している石なのですが。
この工程でまだこんな発見があるのですねぇ。 驚きました。
あ、秘伝と聞いて笑う事無かれ、ですよ。
秘伝すなわち個性でもありますから。
初期の刀剣研磨コンクールでは赤羽刀から時代や位を揃えて選出した刀で研磨を行い審査されたと言う事が昔の刀美に書かれております。
材料の条件を揃えると言う訳です。
しかし、数回のコンクールの時点でこの様な現象が生じたそうです。
 「個性が消えた」
「同じ様な刀を色々な研師が研いだ。 ・・・みな同じに見える。 戦前の研ぎは各流派や個人の個性が強く出ていたのに・・・。」 っと言う具合です。
まず研磨技術等研究会(研師会)と言うものが発足しそしてコンクールが始まったそうなのですが、この研師会では各名流研師が集い、秘伝、秘事、皆公開。 (凄い会ですね!)
議論を尽くし、各工程、各部位に関し最良と思われる技術を選び「研師会流」とも言える研磨をつくり上げて行ったそうです。
そのおかげで研磨技術水準は格段に上がったのですが、個性も消えてしまったと・・。
しかしその後はこの反省点を踏まえ研磨技術向上が図られたと言う事です。
まぁこの技術も物になるかどうかは分かりませんが、もしも使えたらかなりの個性となりますので完成させたいです。



葵の

仕事で近年の斎王代を務められた事も有る方とお話をさせて頂く機会が有ったのですが、名家の御令嬢とは斯くも才識に富み正直(せいちょく)なのですね・・・。
うちも娘が居りますが、どの様に育てればその様な人格が備わるのでしょうか・・?!
ん~、家柄でしょうか・・。 なら無理ですやん・・。
それは無理ですが、とりあえず沢山の人とあう事が大事なのかなと。



平成24年6月 京都刀剣入札鑑定会

先日の日曜は京都支部例会でした。
今回は私が当番で、鑑定刀5振りの調達・判者・解説担当で、入札は出来ませんでした。
鑑定刀は昨夏から構想していた品です。
一号 刀(大平造り) (注文銘)周防国杉田善昭作之
              平成十八年二月吉日

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二号 脇指(平造り) 周防国杉田善昭作
              平成十八年八月日
三号 脇指(平造り) 杉田善昭作
              平成二十年八月日
四号 刀 (鎬造り) (注文銘)
              平成二十一年八月日 杉田善昭作之 

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五号 脇指(平造り) (注文銘)
              杉田善昭作 平成二十三年五月
      



キサゲを

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キサゲを作ってもらいました。
このままだと手が痛いので綺麗にして使おうと思います。