ちょっと誤解を与える・・

昨日の縁をアルコールで掃除しました。

画像

昨日の記事を読み返してみましたら、少し言葉足らずでしたので補足致します。
この度の縁の上面に付着して居た緑青は油と緑青が混ざり合い固着した状態です。
ですので、無水エタノールや苛性ソーダ(洗ソーダも可か)等の油を除去出来るもので簡単に落とせます。
緑青の発生するメカニズムを詳しく知りませんのであまり正確な事は言えませんが、赤銅部分から直接発生して居る緑青などはアルコール等では除去出来ない場合が多いと思います。
下手に触ると赤銅の黒く色揚げされた部分を傷める可能性が有りますので注意が必要です。
錆び身や古研ぎで研磨をお預かりした品のハバキの内側は油と緑青が粘土状に固まってギトギトに成っている物が殆どです。
そう言うハバキはいつも無水エタノールを使用し掃除をしてから刀身にはめる様にしています。



購入

縁を買いました。

画像

ちょっと出先で好きな縁が有ったので。
緑青吹いちゃってますが、まぁこれ位ならアルコールで綺麗になると思います。 そのうち掃除します。
良いの悪いのと言うほどの品では有りません。
ただ好きな配色なので。



只々

黙々と仕事をすすめる毎日。
一日を終えるのが非常に早い。
先日刀匠が仕事場にお見えになり色々とお話を伺う。
主に備前伝の方。
研師は、古身を扱う率が高いのが一般的で私もその一人。(7割古身か)
片寄ると視野が狭くなるのは当然。 
したがって刀匠のお話や視点と言うものは誠に新鮮。
どうしても小さくなる視野を俯瞰に戻してくれる。
昨夜はまた別の伝法の刀匠がお越し下さいました。
いつもまじめに研ぎを見て頂いております。
何も言わずに私の研ぎを一振り御見せしましたが、誠に真摯なご意見。
真剣な方は凄いのです。
今夜は大変お世話に成っている方に天然砥を4本試させて頂いた。
深い深い深すぎ。色んな面で深い。
時間とお金が足りまへん。



きょうもあつい

暑いねぇ。
砥石屋さんへ。
天然砥石を三つ購入。
多分、
一つは頗る良いはず。
一つは良いと信じたい。
一つは良いかもしれないと思える理由とダメと分かって居る理由が有る。
砥石屋さんで試し研ぎをしたとしてもこの様な状態での購入となる。
持ち帰り、研ぎ場で複数の刀で試して初めて結果が判明する。
多くの場合、痛い出費と成る・・。
帰宅後水槽を見ましたらドジョウの半分が逆さに浮かんでおりました。一気に酸欠になったようで。
そんなに暑かったのかぁ・・。
ドジョウより金魚の方が強いのが意外。