天然砥を試す

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大平山以外を幾つか試す。
某山の石はいつも通り不可思議。 大平ならば必ず当たるはずの筋、或いはもっと酷く見える筋でも全く当たらない刀が多い。が、今日試した刀には引き難い。
別の山の巣板。 この山にしては研磨力が有ると感じるが残念ながら地を引く。 刀が軟らかいのでこの研磨力はまやかしかも知れないが、こういう砥質の場合、時代の若い刀には大変有効な砥石の可能性が有る。 また若い刀で試す事にする。(今日試した刀も若いが少数派の鉄質なので)
また別の山の内曇。 大変引き易い。 この山でこれだけ引けると言う事は先に試した石の質は相当劣ると言う事になってしまう。
一つの山から出る石の質には一定の法則の様な物があると思う。
安定大量に供給されれば使う側としては選別もし易い。
しかしそう言う状況に無い現在では色々と手を出さざるを得ない。
刀を研ぐ為の天然砥の選別は容易ではないわけである。
(例えば一般に刀剣研磨に使用される内曇砥、現在は”時価”との様相を呈すると言っても過言ではないが、半年ほど前で尋常な厚みの内曇が一丁10から15万円であった。)



ハンズが

本日の支部会では室町上御霊前、国登録有形文化財である生谷家住宅主屋にて前々京都支部長、故生谷敬之助先生御遺愛の刀剣類を鑑賞させて頂きました。(国の資料では築年が明治となっていますが近年の調査で室町上御霊前一帯は蛤御門の変で焼けていない事が分かったそうで、幕末頃の建築ではないかとの事でした)
新撰組からの注文書が附帯する大隅守廣光の刀など20振り以上が並び、盛況な会となりました。
以前から度々書いていますが、こんな具合に↓
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/nitinitisyou/view/20070118
四条駅で広告を見ました。 ついに!

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仕事道具はネットで注文して翌日届くまで待てない事も多いので・・念願叶います。



工具などを

寺町三条の伊勢屋さんで工具を買う。

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小さい店舗だが手にとって選べるのはありがたい。工具類はネットで買う事が多いが微妙なところは賭けになるので。

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ヨドバシカメラで安もんのヘッドルーペを買った。
目には自信があるつもりだったが最近は危うかったので。 通常の研ぎでは問題無いが特殊な仕事には必要になる。
小さいニッパーは好みの道具でした。切断面が直角になるのが欲しかったので。
もう一つは磁性があり使いにくい。抜く機械は高いのか? ヤフオクか。
ここ最近は切先直しやフクレ消し、部分錆びとりなど小範囲研磨を進める。 こういう仕事はとにかく経験がものを言う。