刀の世界で”銘鑑”と言うと雄山閣の「日本刀銘鑑」を指します。
日常これほど開く本はありません。
二万数千の刀工が載っています。 五十音での刀工名検索と画引索引も。
特に重宝するのが、各工に出典が記されている事と銘文にみる地名から刀工名を検索出来ること。
出典は以下のとおり。
愛剣
山田浅右衛門刀剣押形
新刃銘尽
今村押形
埋忠押形集
永禄銘尽
大坂新刀年譜
往昔抄
新刀押象集
刀剣会誌
目利書国々国入
銘尽秘伝書
観智院銘尽
木屋流目利秘伝書
日本刀の近代的研究
慶長銘鑑
本阿弥代付鍛冶系図
古今剣工銘尽
元亀元年目利書
日本古刀史
古銘刀中心形
本阿弥光瑳押形
光山押形
日本刀講座
弘治銘尽
校正古刀銘鑑
校正古刀銘鑑追録
光徳刀絵図
新刀鍛冶綱領
刀華会講話
薩摩の刀と鐔
古刀銘集録
刀剣趣味
春霞刀苑
刀剣春秋
刀剣史料
新刊秘伝書
新刀古刀大鑑
新版日本刀講座
新刀銘尽後集
新々刀大鑑
日本刀工辞典
刀剣銘字典
主要刀剣展等図録
鑑刀随録
日本刀全集
刀工総覧
日本刀大鑑
刀剣銘大集
古刀銘尽大全
長享銘尽
日本刀通観
築地刀剣会押形
土屋押形
鉄舟
刀苑
刀の研究
日本刀辞典
刀剣美術
刀剣と歴史
能阿弥銘尽
濃州刀銘鑑
長谷川忠右衛門家伝書
正銘秘伝
秘伝銘録聞書
古今鍛冶備考
新刀弁疑
大分郷土刀鍛冶銘鑑
本朝鍛冶考
古今鍛冶銘早見出
古今鍛冶名集録
刃文と銘字
古今銘尽
御物東博銘刀押形
新刀銘集録
もくろく
陸軍受命刀匠名簿
古今類字銘尽
和朝古今鍛冶之次第
蕨手刀
例えばとある刀工の資料が欲しく銘鑑を開けば何に載っているかが即座に分かる。
そして銘文に見る地名からの検索ですが例えば、「日州高鍋住」と銘文にあるが以下が朽ち込み判読出来ない、或いは磨上げて以下が切れている場合など、銘鑑の地名一覧から、日向、高鍋と探せば盛照(寛永)、盛定(慶応)、国重(慶応)の三工が高鍋の地名を銘文に切る事が分かりそして現在の地名も記されている。
そしてさらに、受領名からの検索と称号からの検索まで出来る。
何十年も、膨大な時間を費しまとめ上げられたものなのですね・・。
もの凄い仕事です。