研磨工程を ③

朝から雪掻きで疲れました。
家の前の道路がアイスバーン状態になる前に掻き取ろうと思ったのですが時すでにおそし・・。
内曇を割るタイルタガネで道路の氷をかなり割りましたが、今外を見たらミゾレが降っていましたので、このまま雪に変わって明朝は道路つるんつるんです。
お正月はちゃんと休まないと締りが無いのかも知れませんが、こんな時こそ普段はなかなか出来ない事を・・。
仕上げの実験や石試し等やりたい事は山積。 小中学生だって元日から塾に行ってるんですから寝てられません。
年末から続けていた実験がかなり大きな成果を得ました。
十数年間これをやりましたがこれだけ明確に違うのは初めて。
しかし夜ですし、試した刀はまだ一振りですのでここで喜んでいてはいつもの様に糠喜びに成りかねません。
そうそう、仕上げをする時の照明は刀を細部までしっかり見るための明るさも大切ですが、何より刀が悪く見える照明にする事を心掛けて居ます。 
「刀が悪く見える照明」と言うのは表現が間違っているか・・。 研ぎの粗が見えやすい光りにと言う事です。
例えば刃を見るための白熱灯を遠くに、そして手元には地刃を見るための白熱灯。 こう言う照明で夜間仕上げをしてしまうと、とにかく自分に酔ってしまって大変。  明朝落ち込む事になります。 (各研師それぞれ仕事をしやすい照明がありますので、”私の場合は”と言う前提です)
 さて、年跨ぎになってしまいましたが平脇指の続きです。

画像
画像

某日、全体に天然中名倉を突く。 
天然砥ですので匂い口が見えて来ました(現物を見なければ写真では分かりません)。これが天然砥の面白いところでも有ります。

前の記事

無題

次の記事

研磨工程を ④