研磨実演

先日、兵庫県の黒川古文化研究所講堂に於きまして刀剣研磨実演をさせて頂きました。

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当日は大変多くの方にご来場いただき、様々なご質問を頂戴しながら錆身の窓開け研磨を行いました。
天然の備水砥、改正名倉砥、中名倉砥、細名倉砥、そして内曇砥と研ぎ進め(一部人造砥石も使用)各種艶砥石、拭い、刃取り、磨きと全ての工程を行い窓開け研磨を完成させました。
普段の研磨作業はただ黙々と研磨をするだけですし、実演となると会場には研ぎ音だけが響くという時間も予想され、どうなる事かと心配していましたが、ご来場の皆さんは大変熱心に作業を見て下さり、質問の多さからもその関心の高さが伝わりました。
この様な貴重な機会を与えて下さった黒川古文化研究所さま、色々とご尽力下さった研究員の川見典久先生はじめ職員の皆さま、そしてご来場いただいた皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

来場者さんから研磨動画を頂きました。
自分が研いで居る姿は見る機会も少なく、物珍しい気持ちで見させて頂きました。
短い動画をUPしますので物珍しい気持ちでご覧頂けましたら幸いです。


備水砥による研磨

内曇砥による研磨

刃取り研磨

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