写真を巻く

柄の無い刀、塗り鞘は処分の予定。
お気に入りの鐔を掛け、そのへんに有った切羽を付け、そのへんに有った白鞘の柄を割り、茎を合わせる。
刃方を強く削り角度を付けた上で、お気に入りの縁をはめる。
栗形から鯉口の間にペイントマーカーで笄を描き、柄にはマジックで柄巻きを描く。
もう少し体裁をよくしたい。
無櫃の鞘なので、栗形の上に下げ緒で小柄を巻き付け、裏には笄を挟んで巻く。
これだと小柄笄の位置が表裏逆になってしまうが栗形があり長い笄は表に出来ず仕方が無い。 鐔も裏向きに掛ける。
この状態で刀掛けに掛け数ヶ月楽しんでいたが、柄が寂しい。
本に載っているお気に入りの柄を写真に撮り、印刷して巻いてみた。
思いの他気持ちいい。
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品切れです

アルミのライフルケースがとにかく品切れです。
各ショップにいつも沢山出てたのに。
何かありましたか? それとも何かあるのかな・・・。



無題

差込み。
ナチュラルな物を目指すもいつも難しい。
現代にもナチュラルで上手い差込みをする研師は居るが、ぎらつく差込みも非常に多い。残念ながら一般にはその違いは分からない事が多いようだ。
ナチュラルかつ刃中が滑らかな差込みはどうやっているのか・・・。何年も掛けていったい幾通り試したか分からないが、どうやっても辿り着けない。
研ぎにはこういう壁が沢山有るが、それに出会う度、すんなりそのままを人から教えて貰える事がどれだけ有り難い事か、改めて実感する。

漫画家の、かまたきみこ先生に研磨の様子を取材して頂いた。
こちらから提供させて頂ける話題は、日々の事しかなく・・。
取材に来て頂いたのに、私が得る物の方が断然多かった。仕事に対する考えや姿勢など、色々感化される。

幕末ヒーローの刀を拝見。
手にした瞬間、何か見えるかと期待したが何も感じなかった。
手にする側(私)の感性の鈍さが原因だと思う。こんなんじゃファンの方からは大いにお叱りを受けるはずだ。
しかし今日になってこの品の重みを少し感じた。

京都太秦映画村で、かまた先生と川崎晶平刀匠と装剣金工 木下宗憲氏のトークイベントがあり、ほんの少しのお手伝いに行く。
刀の世界を皆さんに知って頂く必要を感じる。
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色々と

研ぎ場にて吉井拝見。短刀。
整って大変位の高い姿。
刃先、棟角、茎刃方、茎棟、茎尻、全てかっこいい。
個人的に今まで吉井の小互の目はあまり好みでは無かったが、こんな姿なら惚れてしまう。
今回拝見した品は短刀だが吉井の太刀には他の備前物とは違い独特な姿の物があり、これなどは非常に魅力的です。
http://kyoto-katana.at.webry.info/201205/index.html#0509
この記事の「古刀期で、本国物であっても嫡流から少し逸れた感じの品やメジャー流派以外の品の中に、少し異風で、一時代ずれたスタイルを持つ魅力的な作品を見ます。こういうのいいですね」この部分は吉井の太刀を言っています。
吉井って鉄が良いのでしょうか。茎の保存状態が非常に良い品を度々見る気がするのですが。あ、この件はデータ量少な過ぎですが。

室町期最上作の品を拝見。
良い研ぎ。上手い。

出先にて錆身や古研ぎ身を大量に拝見。
良い品が眠って居る。



第3回みやこ刀剣祭り

miyako
京都で刀剣祭りですよ~!
場所は京都市勧業館(みやこめっせ)。
五月恒例の京都刀剣まつりと同じ会場です。
詳細は画像の通りです。どうぞ京都にお越し下さい!



第3回みやこ刀剣祭り

miyako
京都で刀剣祭りですよ~!
場所は京都市勧業館(みやこめっせ)。
五月恒例の京都刀剣まつりと同じ会場です。
詳細は画像の通りです。どうぞ京都にお越し下さい!



諸々

久々に全身押形を描く。
茎は紙にカーボンを当ててとる。
いつも墨を摩っていたが、墨汁も良いと教えてもらいドラッグストアで墨汁を買った。 硯で墨を摩るのが好きだったが墨汁の方が細かくて具合が良いようにも思う。

研ぎ場にて鎌倉期の短刀二振りと南北朝期の短刀を拝見。
いずれも在銘稀有の品。多くの大磨上無銘の基準と成る品で誠に貴重。

琳派展のチケットを頂いたので京博へ。
全く詳しくないが観れば好きな絵が何点か出て来る。こういう展覧会はなるべく沢山行くべきだと思う。

重文の太刀を二振り拝見。さすがに出来よく健全で重い。

スロバキアの研師マーチン君に笛をもらった。
伝統の品らしい。
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京都府支部会報「津どい」の97号が発行された。
あと少しで100。