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奈良県立美術館にて特別展「奈良の刀剣 -匠の美と伝統-」が開催されます。
会期は2018年4月21日~6月24日まで。

会期中、河内國平刀匠、月山貞利刀匠、金田國真刀匠、月山貞伸刀匠の講演や対談があります。
詳しくは下記リンクよりチラシをご覧ください。
奈良の刀剣 -匠の美と伝統-1
奈良の刀剣 -匠の美と伝統-2
そして4月30日には1階ロビーにて奈良の研師 関山和進師さんによる研磨実演が行われます。
以前のブログ、最後の方に少し出て来るのがこの方です。

特別企画展「兼定 刀都・関の名工」

2018年04月15日【ブログ】

岐阜県博物館にて開催予定の特別企画展「兼定 刀都・関の名工」、開催まであと2週間を切りました。
本日より展示設営開始です。
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多数の兼定・兼㝎が並びます。
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(画像はPR用に撮影させて頂いたもので、会期中は撮影禁止となります)

また、関鍛冶伝承館では「美濃の名工兼元」展を同時開催。
詳しくは下記をご覧下さい。
http://www.pref.gifu.lg.jp/event-calendar/c_27202/300322kanesada-goudou.html
http://www.pref.gifu.lg.jp/event-calendar/c_27202/300322kanesada-goudou.data/300322kanesada-goudou.pdf

「京都刀剣まつり」開催!

2018年04月13日【ブログ】

今年も京都刀剣まつりが開催されます!

第22回 京都刀剣まつり

日程

5月2日(水)午前11:00~午後4:40
  3日(木)午前 9:30~午後4:40
  4日(金)午前 9:30~午後4:00

場所

 京都市勧業館(みやこめっせ)B1特別展示場

会期中、演武、試斬会、甲冑・刀剣初心者講座、甲冑武具展示・着装解説、銃砲刀剣研究会による審査など、様々な催しがあります。
詳しくは下記チラシをご覧ください。

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輪ゴム危険

2018年04月05日【ブログ】
以前、鞘の無い裸身の刀を研磨し、拵えの完成を待つという事がありました。
拵えが完成するまでの間、刀身にたっぷりと油を塗り、ティッシュペーパを全体に巻き付け、さらにその上から油をたっぷりとかけ、細長く切ったさらしを五重になる位厚く巻き付け、物打辺りを輪ゴム(薄茶色のあのごく一般的な輪ゴムです)で留めて3~4週間ほど保管していました。
その後拵えが完成しさらしを解いたところ、物打付近の輪ゴムで留めていた部分に白錆が出ており、また研ぎ直す事になってしまいました。先日そのエピソードをいつもお世話になっている刀鍛冶さんに話したところ、輪ゴムには硫黄が含まれおりそれが原因だと思うと教えて頂きました。
短時間なら影響はないでしょうが、2~3週間と少し長い期間でしたので何重もの布や油膜でも硫黄の影響が防げなかったようです。
あの輪ゴムで白鞘に登録証を巻き付けている物を頻繁に見ますが、輪ゴムが劣化して溶けてベタベタになり白鞘を傷めている物もよくみます。
それを防ぐために私は髪留め用のゴムを使っていますがそのゴムには硫黄などの成分が含まれていないのか、少々心配になってきました。

書いていて思い出しましたが研磨にお預かりしている短刀に登録証用の小袋が巻かれている物がありました。これなら安心です。
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出来の良さ

2018年04月01日【ブログ】

刀は、ある程度長い物、身幅の広い物、反りが頃合いに強い物、焼き刃の高い物、重い物、の方が手に取った時のインパクトがあり、そういう刀に魅力を感じる事が多いと思います。 私も同じでそんな刀の方が鞘を払った直後の第一印象はよいものです。
しかし稀に、二尺一寸、二寸台の小さな刀でも手に取り鑑賞している間、その小ささを完全に忘れる刀に出会う事があります。
短寸で身幅も狭く、反りも浅い。そういう刀でも今見ているそのポイントに完全に引き込まれてしまい、全体の小ささを忘れてしまいます。
過去に拝見した品で思い浮かぶのは大磨上げ無銘粟田口、大磨上げ無銘古一文字。この二振りは凄すぎました。

先日UPさせて頂いた国綱は在銘で美しいく力強い姿で、上記内容とは少しズレるかも知れませんが、決して身幅が広いわけではなく、長くもない。しかしやはり今焦点が合っているそのポイントの出来の良さに完全に引き込まれる、そういう刀です。

粟田口国綱

2018年03月31日【ブログ】

研磨記録、研磨外の部に太刀、粟田口国綱を追加しました。
国綱は粟田口物の中では、姿態、鍛え、刃文ともに異色で、今回UPさせて頂く太刀も先まで力強く反る姿、変化に富む地文、強い刃沸え等、国綱特有の出来となっています。
国綱有銘の作は甚だ少なく一番知られている品は名物 鬼丸国綱(御物)ですが、他に粟田口国綱正真と首肯できる品は僅か数口に過ぎず、本太刀は新資料として注目される一口です。
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