無題

2019年12月07日

無銘古一文字、在銘古一文字、無銘福岡一文字などを拝見。
古一文字の奥ゆかしさが好きで、拝見する度に備前刀の凄さを感じる。
この福岡一文字は二回目。一度目よりも遥かによい太刀だと感じた。古備前や古一文字の方が私は好みなので、前回拝見した時はこの太刀の良さに目が追いついて居なかったようだ。
鑑定会では何度か出ている刀は手に取らずとも当たりが分かってしまうので、パッと見てすぐに置いてしまう方も多いと思うがそれではもったいない。
良い刀は何度見てもよいものだし、本当に良い刀は何度も見るほどに良さが増す。

写し物の新作刀全身押形を描く。まだ途中。。直刃だが働き豊富で時間がかかる。

25年振りか、貼り艶を本気で試してみた。
私の周りでは貼り艶を良く言わない人が多かったため、本気試しはしないまま今に至り。。
研ぎの事を分かって来ると、そのネガティブ情報は間違っていると感じるわけだが、それでも若い頃のすりこみからは抜け出せにくく。
貼り艶を使わないなりに、貼り艶の良さは色々想像していた。
貼り艶の最大のメリットが”散らない逃げない”程度に考えてしまうと、こんなに凄い物を使わない失敗をしてしまう。

重美の新刀と重文の古い備前物を拝見。
以前から感じていたが、手持ちがズドンと来るほどの重量を残す古い備前物の映りは、普段目にする映りとは状態が違う事がある。
減っていない映りには、映りの輪郭にも匂い口状の白い筋があり、刃文と刃文(映り)が暗帯部を境に背を向け合っている様に見える。