日刀保京都府支部4月例会 入札鑑定

2017年04月22日

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今年はゆっくり桜を見る時間もありませんでしたが、ちょこっと外出した時、雰囲気だけ味わいに平野神社境内を一周しました。
平野神社でのお花見は20年ほど前に一度だけです。なんだかあんまり覚えていませんが、”とにかく飲んだ”という記憶は残っています。

某日、府立文化芸術会館にて入札鑑定会

一号 刀
反り浅い。完全な柾目。直刃調。匂い口深い。帽子丸い。
綺麗な柾目で匂い口が深く明るい刃文。
総柾に直刃だが古刀ではない。仙台だと思うが初代ではない。

二代仙台国包と入札。

 

二号 刀
綺麗に反る。踏ん張り付く。詰んで美しい鉄。直刃と湾れ。匂い口に少し斑がある。
二代近江大掾にも見えるが初代初期の匂い口と刃の調子にも思う。

初代忠吉と入札。

 
三号 刀
大切っ先、互の目、荒い錵が付く。切っ先のフクラが少し張る。
以前出たようにも思うが考えても思い出せそうにない。この錵は全く違うとは思うが発想力の限界。

高橋長信と入札。

 

四号 脇差
鎬造りで短寸。腰が開く互の目。総体に焼き低め。応永杢。彫り口深く少し太い印象の素剣や梵字など。
先日調べもので康光の重刀図譜を多数見ていて、正長永享嘉吉文安頃の二代の指定品が以外に多く驚いた。
この脇差も康光か盛光かと思うが二代頃の時代の様に思う。が、根拠は薄く、あくまで”雰囲気”で。応永杢とは言うが、例えば寛正にもこの肌は見るし難しい。

長船康光と入札。

 

五号 短刀
重ね厚。先まで厚い。少し強めに内反る。直刃だが小さく尖り刃一つ。

善定兼吉と入札。

 

当り
当り同然
当り同然
同然
同然

一号 刀  奥州仙台住藤原国包(二代)
二号 刀  肥前國住近江大掾藤原忠廣
三号 刀  原田寿賀造藤原永壽佩刀
      慶応二年春二月
      於平安宮本包則鍛之
四号 脇差 備州長船盛光
五号 短刀 兼常

 

鑑賞刀
刀 紀州住安重(拵え付き) 刃長 三尺一分七厘

入札後は、支部の林講師より、大変詳しくそして楽しい解説がありました。
こんな楽しい解説なら、入札時間をもう30分早く切り上げて頂いて、お話をもっと聞きたいです。