天然砥石比較 50〜59

No.50
No.51
No.52
No.53
No.54
No.55
No.56
No.57
No.58

No.59
No51の研汁

砥石硬度  7~8/10
研磨力 7~9/10
刀身は末相州。刀身硬度6/10

研磨力数値はこの刀身に対しての物です。
全ての砥石を試しまとめた物を書いているのではなく都度の感覚での数値です。

天然砥石比較5」「天然砥石比較12」と同じ山の石です。
この山だからか、この層はという事か分かりませんが、いずれも非常に重い石です。重い石は締まっていて硬い。
これらより若干軽いこの山産の石をあと20本程度持っていましたが、全てカットし刃艶として消費しました。
No.50も刃艶用です。



天然砥石比較 48,49

No.48
No.49 表面
裏面
側面
No.48

砥石硬度  7/10
研磨力 7/10
刀身は末相州。刀身硬度6/10

研磨力数値はこの刀身に対しての物です。
全ての砥石を試しまとめた物を書いているのではなく都度の感覚での数値です。

写真で見ると前回の天砥石比較「34〜47」に似ていますが、今回はかなり大判な砥石です。
どの山の石かは不明ですが、色やその他の見た目も前回に似ていますし、おそらく層は近いと思われます。
しかし前回の砥石それぞれの引き味の違いとはまた別の引き味で。微妙ではありますが、この違いは重大な違いです。
No.48の「〇」部分、ここに小さな茶色の粒があります(以下二枚は拡大写真)。極小さい物ですがこれが当たり、出てくると針で除去。
しかしこうして目視出来るのはよい事で、除去さえすれば問題なく使用できます。
この砥石が無ければ仕事にならない、最重要砥石の一つです。



天然砥石比較 34〜47

No.34
No.35
No.36
No.37
No.38(「玉置」入り)
No.39
No.40
No.41
No.42
No.43

No.44(「玉置」入り)
No.45
No.46
No.47

砥石硬度  4~7/10
研磨力 5~7/10
刀身は末相州。刀身硬度6/10

研磨力数値はこの刀身に対しての物です。
全ての砥石を試しまとめた物を書いているのではなく都度の感覚での数値です。

最近まとめてUPが増えていますが、飽きて来たわけではありません。
これらの石はどれもよく似た性質で、同じ山、ほぼ同じ層の砥石です。

硬さは様々ですが研磨力は安定しています。
刀身に与える影響はどの石も似ていますがそれぞれ微妙な違いがあり、よく言われる”刀によって使い分ける”が実践出来、主力となっている砥石です。




天然砥石比較 30〜33

No.30 表面
裏面

側面
No.31
No.32
No.33

砥石硬度  8/10
研磨力 7/10
刀身は末相州。刀身硬度6/10

研磨力数値はこの刀身に対しての物です。
全ての砥石を試しまとめた物を書いているのではなく都度の感覚での数値です。

いずれの石も、「地引き」或いは「地砥」と呼ばれるタイプのものです。
砥質、研磨力、引き心地、そして刀身への影響といずれも大変よく似ています。
昔はよく使った石ですが、もう長らく使っていません。(No.32は古名刀の地鉄を晴らすために使用する事があります)