お祭り

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近所のお祭りに。
年々夜店の食べ物が無理になってゆく。
虫なども触りたくなくなってるし。
よくないなぁ。

先日、カメ(昔、道で知らないおっさんに貰ったカメ)にミミズをあげたくて一人で探しに出掛けたが、ミミズを見つけるのに半日掛かった。
住宅街では無理だし居そうな場所にも家があり不審者扱いされるのも嫌だし。山に行っても相応の所にしか居ないわけで、無闇に山に入っても見つからない。
一番良いのは道路沿いのミミズが溜まる場所だが、結構な山でも京都は交通量が多過ぎて死にそうで無理で。
某山奥へ狭い林道を数十分走ると赤い提灯が連なる異様な雰囲気の場所に出た。千と千尋の神隠しの冒頭を思い出す不思議な空気。
怖くなりUターンし、途中分かれたもう一方の道を奥へ。こちらは更に狭く、Uターン出来ないのではと心配になった。
カーブを曲がったら視界がひらけ、150人規模程度のパーティー?が。普段着の30代の清楚な女性が多い。完全にドラマ「トリック」の世界や。
カメはミミズを口にくわえると狭い水槽内を走り回るけど、もの凄い距離を走ってるつもりなのか。どこへ持ってゆこうとしてるんだろ。

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ずっと考えてたら思いついたので黄タガネを加工。

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先を針ほどの極細丸の磨き加工に。
色々解決出来る道具になれば良いが。

 



眼力をあげましょう

凝った拵えに出会った時、その凄さが分からなければ先人に申し訳ないですよね。
金具はもちろんですが、ぼてぼての肉置きの鞘も、微妙で繊細な肉置きの鞘も同じにしか感じられないのはよくないです。
その拵えを作らせた人の、そして作った職人の苦労話もいっしょにくっついて来る訳じゃ無いですから、残った物からそれを感じ取るしかありません。
感じ取れないなんてもったいないですしね。
もちろん刀身についても同じです。
一振りの刀には本当に沢山の思い入れや情報が詰まっています。



すぐです

人一人が刀を所持できる時間って短いですね。
分かってはいたつもりですが、最近特に感じるようになりました。
なんででしょ。何か焦ってるのかなぁ。



野村珈琲

自宅が仕事場なので日が落ちてから外出する事は殆どないのですが、窓をあけるとすっかり秋の風ですね。
一年の中で、この空気を最初に感じた日から数日間が一番好きな夜です。
この空気を感じた時に思い出す事は全てが切ない思い出でで良い事は全く出て来ないのに不思議なもんです。
結局は哀愁に浸っちゃってるだけなんですけどね。。

 

新作刀を複数拝見。古い刀はもちろん勉強になるが、新作刀を拝見した時の”勉強出来た感”はかなり強い。

完成松脂を買ったら非常に使いやすかった。ヤニ台の使い方が間違っていた事にようやく気付いた。

先日買った小ぶりなコーヒードリップポットが気に入り、コーヒーを入れたくて仕方無い。猛暑日にも汗をかきながら熱いコーヒーばかりを飲んだ。

偶然見つけた美味しいコーヒー屋さんで豆を色々買うようになった。ストレートコーヒーって楽しい。けどブレンドがまた恋しくもなる。

新作刀を多数拝見。20振り程度か。物の見方の幅が広がるというか、底上げされたと言うか、とにかく頗る勉強になった。

ヒートガン購入。色々使えるかも知れない。

お気に入りの湯のみが縦に半分に割れた。金継ぎをしてみたく、少し喜ぶ。しかしもう少し味のある割れ方になって欲しかった。

上手な差込研ぎの刀、もう何度目になるのか、久々に拝見。自分の目も育っているので毎回違う見え方になるが、今回が初見との差が一番大きい。
もちろん初めて拝見した時からもの凄く上手い差込だと感じていて、自分には出来ないと直しをお断りしたのだが、今回は違う見え方で改めて研ぎの上手さを感じる。

 

 

 

 



お休みを

ここ数日、カラッとしてて過ごしやすい気がします。まぁ暑い事に変わりは無いのですが・・。

少しだけお休みさせて頂き、美山の方へ。
美山方面は初めて行きましたが、のどかで大変良いところですね。 京都市内から1時間少々で結構な清流に出会えます。
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茅葺の集落。

長らく天の川を見ていないので子供達に見せたく、撮れるかどうか分かりませんが写真にも撮ってみたくて。
茅葺屋根+天の川の写真を撮りたかったんですが残念、曇り空で・・・。
この日までずっと天気予報をチェックして来てて、当日も”晴れ”と言ってたのに!
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落胆の中、駐車場から天の川とは逆方向、少しの間雲が切れたところを。まだ月が残って居て星の数も少なく。
綺麗な天の川写真は、テクニックも無いし機材的にも無理があるのかなぁ・・・。
でも機会に恵まれればチャレンジしてみたいです。



研ぎ舟を

水漏れのため、舟(研ぎ台)を廃棄し、新しい物を設置します。
古い舟、必要な方がおられましたらさしあげます。直接引き取りに来て頂ける方限定です。

足付きタイプです。
サイズ130×90×41(足高約20)
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今日から夏の屋外に保管状態になりますので水漏れは加速すると思われますが・・。
必要な方がおられましたらお問い合わせ欄より御連絡ください。



二十数年越しに

刃長二尺九寸弱、全長だと三尺七寸の全身。
長物はキツイので避けて来ましたが今回は頑張ってみます。
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働き多いなぁ・・・。
しかし取捨選択の練習には最適。

数年前ブログで二十数年前に窓明けをした錆身に出合ったが未だ錆身のままだったと書いた事がありました。これ
その後帽子を窓明け。これ。以外な帽子で驚きました。
で最近ようやく全貌がみえました。
当時硬いと感じた記憶がありましたが、砥当りって難しいんです。下地で硬くても工程が進むにつれて柔らかく感じる刀もあればその逆も有りで。
それに二十歳頃の記憶ですからねぇ。
三池だと思います。頗る良い刀だぁ。凄い地鉄。こんな地鉄が今まで錆と荒い砥目で覆われて見る事が出来なかったなんて・・・。
錆身はいかんなぁと改めて思いました。



7月支部例会入札鑑定 

7月支部例会。祇園祭山鉾巡行日です。
京都府支部例会会場は京都私学会館から府立文化芸術会館に変更になっていますので、以前の様に巡行を見ながらの会場入りではなくなりました。
色んな意味で良いような、そして寂しさもありで・・・。

今月の初心者向け講習では全身押形の採り方を見て頂きました。
なるほど~っと、大変ありがたいリアクションを頂き感謝です!

鑑定の方も私が当番で、以下の御刀を並べさせて頂きました。

鑑定刀

一号 太刀 銘 備中国青江住吉次作 元徳□年(以下切れ)(重要刀剣)
二号 太刀 銘 備前国住左近将監恒次 (重要刀剣)
三号  刀 無銘 長船長重      (特別重要刀剣)  
四号  刀 銘 (菊紋)近江守源久道
五号 太刀 銘 常保(古備前)

鑑賞刀  

短刀 銘 (繋ぎ九つ目紋)於宮府運寿俊胤 文久四年紀(附 宮津藩本庄松平家家紋小さ刀拵)

いつもそうですが、この度の会でも会員の皆さんが鑑定刀を慎重に大切に扱って頂く姿が印象に残りました。
鑑定刀、鑑賞刀として大切な御刀をご提供頂きました皆様に、心より御礼申し上げます。この度は誠にありがとうございました。



坂城鉄の展示館 かまたきみこのお刀講座 ご報告

先日、長野県坂城町「坂城 鉄の展示館」にて漫画家のかまたきみこ先生による「かまたきみこのお刀講座」が開催され私も押形講座のお手伝いをさせていただきました。

手元に残していた全身押形30枚程度を並べさせて頂きました。
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その他、和綴りの押形本(往昔抄、埋忠押形、継平押形、光山押形、土屋押形(中央刀剣会版)、今村押形)も自由に手に取ってご覧頂きました。
参加者の三分の二以上は女性です。
押形を静かにそして熱心に食い入るように眺め、押形本も「ぺらぺら。はい終わり」ではなく、ず~っと見て頂いておりました。
この雰囲気、私が知る限りではありますが、旧来の愛刀家さん達が集まる雰囲気とは違う気がします。

これは男性女性関係なくですが、鑑賞会などにわざわざ足を運んでくださる初心者の皆さんからは純粋で質の高い好奇心を感じます。この質の高さならば僅か数年で、鑑刀歴10年20年自慢の方々でも負けちゃう事もあるかも・・・。初心を忘れず、ですね。

初心者「この刀は美しいですね」
ベテラン「重刀なんだよ」
初心者「地景が煌いています」
ベテラン「重刀だからねぇ」

こんな会話にならない様に気をつけたいですね。

「かまたきみこのお刀講座」の様子はかまた先生のブログ「鐵火」にて詳しく紹介されております!



刀絵図の練習用に

之定輪郭
刀絵図の刃文描写の練習用にこんなのを作ってみました。
(若干不体裁ですみません)
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パソコンでプリントアウトして使います。
スーパーファイン紙程度で印刷すると、墨で描く描き味が和紙に大変近く、表現の練習用に手軽に使って頂けると思います。
よければプリントアウトして使ってください。