無題

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太刀の輪郭、表裏完成。

昨日の白い研ぎの事。
高い技術を以ってあえて拭いを控えめにし、刃取りも意図的に弱めにして白っぽい仕上がりにしている研磨と、技術も研磨時間も足りぬゆえ拭いが入らず、刃取る技術も未熟で研磨力の弱い刃艶しか持たぬ結果白ぼけた状態になった研ぎ。この違いを分からず後者を大絶賛する情報発信を見かけるが、この手の情報は放置でよいのだろうか。
前者の良さが分かる人は、コントラスト強めタイプの研ぎにも”好みの違い”として理解を示す方が多いと認識するが、後者を大絶賛する人はコントラスト強めの研ぎを酷評する傾向に有る気がする。
私はその時々で研ぎのタイプを変えるが、HPにUPする画像からコントラストが強めの研ぎの印象を持たれているようで、批判の対象になるようだ。