≪新々刀≫武蔵 大慶直胤(相州伝)

刀、銘 造大慶直胤(花押) 天保六年仲冬(江戸時代後期)

刃長 二尺二寸五分 反り 七分

taikei
水心子門中、最も巧みに鉄を熟す名工である。 備前伝、相州伝に良作多く後者の最高傑作と云われるのが本作の前年、天保五年仲春の作品で重要美術品の指定を受けている。
研磨させて頂いたこの天保六年紀の刀も相州伝で、腰から中ほどにかけて華やかに乱れ、それより上に向かい次第におとなしくなる刃取り。相伝時の大慶特有の肌合いで地沸豊かに付いている。
茎の保存状態も良好で、今もなお卸したての鉄色を残している。