≪新刀≫肥前 肥前國忠吉(六代)

刀、銘 肥前國忠吉(江戸時代後期)

刃長 二尺三寸五分六厘  反り七分二厘

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反り深く、重ね厚く、刃区棟区ともに大変深い。
地はよく詰み肥前独特の肌合いを呈する。
匂い口の深い焼刃で、すぐに肥前刀と分かる特徴的な物である。
代別だが、五代か六代か迷う所で、「肥前刀備忘録」の解説では、「忠」の字の第三画が、右から左へ切られているのが五代、またその逆に切っているのが六代とされる。
さらに「吉」の字の第四画、上から下へ切られるのが五代、下から上に切り上げるのが六代としており、本刀はいずれの点も六代の特徴に合致する。
六代忠吉は寛政(1789)頃の人で、本によっては新々刀に分類されている。
研磨の際、新々刀に感じる点は微塵もなかった。