≪新刀≫肥前 武蔵大掾忠廣脇指(初代忠吉)

脇指、銘 武蔵大掾藤原忠廣(時代 江戸初期頃)

刃長 一尺一寸七分五厘 反り 二分

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肥前初代忠吉は元和十年(寛永元年 五十五歳)、武蔵大掾受領と同時に名を”忠廣”と改めており、 本刀もその武蔵大掾時代の作品である。
忠吉時代に比べ技術が完成されており、地刃ともにいかにも肥前刀らしい美しさを持っている。
彫り物は常に見る肥前彫りに比べやや大人しめであるが、主調し過ぎずに存在し好印象を受けた。
水影風に”焼き出し映り”が出ているがこれは肥前刀の特徴とも言え、京の堀川国廣同様多くの作品に見る。
新刀最上作の位列に相応しい刀である。