≪古刀≫備前 与三左衛門尉祐定 両刃短刀

短刀、銘 備前国住長船与三左衛門尉祐定 大永二年八月吉日
                   (西暦1522年 室町時代後期)

刃長 七寸二分

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室町時代後期、与三左衛門尉祐定、両刃造りの短刀である。
備前の両刃短刀は文明頃から現れるようで、末備前刀工達が多く手掛け、他では大和系や美濃刀工などに散見する。
両刃短刀の多くが特別な注文によるもの、或いは焼き入れに高い精度が必要な造り込みと言う事か、殆どの作が緻密に詰む精良な地鉄を有し、粗い地鉄を見る事は稀である。
これは与三左衛門に限った事ではなく末備前刀工全般に言えることであり、通常の平造り短刀とは明らかな違いがある。
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