村正①

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短刀、銘 村正

10回目、村正です。
村正は室町時代末期の伊勢の刀工で文亀を上限に同名の継承が数代あるようですが、現存する正真と思われる銘にも様々あり、その代別については確固たるものではありません。
(文亀を初代、天文を二代、天正を三代とする通説が広く知られています)



初代忠吉

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短刀、銘 肥前國住人忠吉作

9回目。慶長新刀、初代忠吉の短刀です。
二代近江大掾忠廣の短刀は稀有であり、それに比すると初代の短刀は多いという事になりますが、他の慶長新刀、例えば堀川国広などと比べると決して多くはありません。これは同じ慶長新刀でも活躍年代に微妙な違いがある事が要因の一つとして挙げられます。