また天然砥石を試す

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また刀剣の研磨には一般的ではない天然砥を試す。
違うと思いつつもずっと既存の考えにとらわれて居たようです。
とらわれて居る事は分かって居て、既に抜けたと思っていたのですが、実はまだ抜けられていなかった。
今日は本当に分かったんだと思います。
これからスタートだと言う気持ちが強く起こったので。

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刀剣関連古書購入。
最近身近で話題になった郷土刀が載っていてよろんだ。
非常に珍しい品なのだが、当時からやはり珍品として扱われていた事が分かった。
美濃刀大鑑も購入。大鑑物は康継か國廣大鑑以来で久々です。
昔は持っていたのですが今はなく、揃えておきたかったので。
こうして大鑑になるとしっかり掘り下げられ、美濃物の奥深さが分かります。
尤も美濃物の刀剣史は大鑑一冊で済むような物ではありませんが。



桔梗隼光鍛刀場

兵庫県、羅漢の里で作刀されている桔梗隼光刀匠のHPがリニューアルされましたのでリンクを変更させて頂きました。
桔梗隼光鍛刀場



天然砥石を試す

またですがすみませんな。興味ない人が殆どだと思います。
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しかし大切な事なんですよ。
良い仕事には良い砥石が必要なんです。
近年良質な天然砥に出会える機会は減っています。
値段も上がっていると感じる事も増えました。
趣味の研ぎをされる方の影響もあるようです。
我々職人は年間結構な数の天然砥を使いきります。
しかし趣味の方は一本を一生掛けて使います。
一本10万、20万、30万でも買ってしまう人は買ってしまいます。
私には手が出ません。
なんですかこの構造は。

さて今日は大平の戸前。
地艶は中山の戸前と誰が決めたのでしょう。
誰も決めていません。
引くのは内曇と言ったのは? そう習ったからそうしている。
と言う事で大平戸前を引く。