同級生が

尊敬する人は?と聞かれると「上平主税」と答えます。
(思想的にというわけではありませんが、色々本当に立派な方なのです。十津川草莽記 | 吉見 良三 |本 | 通販 | Amazon
上平主税は私の田舎の中の「野尻」という地区の出身です。
そういえば・・・。高校の同級生の上平君。部活が違うので深く話した事は無かったけれど、どこ出身だったっけ?!と思い、幼馴染に聞いてみたところ、上平君は野尻出身との事。なんと。。。



茎の錆たやつ

越前新刀。茎に錆が酷いのか白鞘の柄が抜けず。
木槌で叩いて抜くと、茎に酷く盛り付く赤錆で銘が判読し辛い状態。
一般的な越前新刀ですが研磨経験はなく、一応勉強のために康継大鑑を開くと所載品でした。
昭和35年当時の茎は、悪錆一切なく銘鮮明で大変良好。
この程度の期間でも保管環境次第でこんな事になってしまいます。

以前もブログに書いたかと思いますが、研磨させて頂いた新刀重刀。
5年後再見時、柄が抜けず。木槌で叩き、抜けた瞬間赤錆がバラバラと落ち、作務衣が錆びだらけになりました。

刀の保管、湿気と樟脳にはくれぐれもお気を付け下さい。





拂禍太刀

以前研磨させて頂いた在銘の正宗にはこの様な目録が付いていました。
輪郭のみですが押形付きで(文政四年)。
現代に存在する刀は真贋について非常に厳しい渦中にあるわけですが、こんなに大切にしてもらえる時代があったんですよね。。
私研師ですので、研磨のご相談を受けた時はその御刀に対する所見を全て申し上げある様にしています。
錆身で発見される刀の多くは現代の価値観でみれば、その物の価値と研磨等工作料とのバランスがとれない物が殆どです。
それでもこの正宗の様に研磨をさせて頂ける事は研師として大変幸せな事。いつにも増して丁寧な仕事をという気持ちになります。
そういえば以前も・・・と思い検索しましたらこんな事を書いていました。
槍 | 玉置美術刀剣研磨処|京都・左京区 (kyoto-katana.com)





更新

HPのプロフィールページと研磨記録ページを更新しました。