法隆寺へ

2015年10月13日

ブログが久々になってしまいました。
毎日朝から深夜まで必死の研磨です。一週間がとにかく早く過ぎて行きます。
いつだか長い連休でしたがほぼずっと仕事でした。体に悪いですね。

先日は少しお休みさせて頂き、電車で奈良へ。法隆寺です。
行った事なかったんです。
是非見たかった西円堂。
金堂や五重塔より西、あまり人が来ない雰囲気の小高い丘の上にありました。
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昭和60年、東京国立博物館で特別展観「打刀拵 ~刀剣外装の美~」が開催されその後、時代拵好きの方なら必ず持っている図録「打刀拵」が刊行されています。
この図録打刀拵に載っている法隆寺西円堂内の古い写真をはじめて見た時のワクワク感は、何度この写真を見ても変わる事は無いですね。
堂内に安置される薬師如来坐像の頭上壁面などに掛け連ねられた刀や鞘、その数6000口以上。
これらは室町期から明治までに奉納された品で、全てが錆身。
拵えも傷んでいる品が多いのですが、それらは修理を行っていません。そのため奉納当時の状態が分かる品が多く大変貴重な資料となっています。(現在これらの品は収蔵庫に保管)

先日ブログで紹介した「日本古文化研究所報告. 第8 法隆寺西圓堂奉納武器」のP94に西円堂修理前の堂内写真があります。(西円堂は昭和十年に修理が行われていますが、その時奉納武器の調査も同時に行われ、その記録がこの書です。)
残念ながら、現在は堂内に入れませんし堂内撮影禁止の看板がありましたので内部の写真はありません。
必死で金網に鼻を突っ込んで、冷たく重くかびた空気を吸って帰りました。

以前ブログで紹介した拵えです。
鞘のみ残されていたのですが、古い様式で全体を復元しています。
この鞘は西円堂から流出したと言われる品だそうです。
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「日本古文化研究所報告. 第8 法隆寺西圓堂奉納武器」のP107、109、110辺りの品に近似します。